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交趾内銀張の五色盃 [茶の湯]

今回は永楽正全作の「交趾内銀張五色盃」を紹介します。

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これは、交趾の技法で作られた酒盃の内側に、
金物師が銀張を施すという、非常に手のこんだもの。

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小さな盃に陽刻で唐草模様が描かれています。
まさに職人芸。惚れ惚れと見つめてしまいます。

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大正時代から昭和の初め頃にこの“内銀張”のスタイルが流行したらしく、
酒盃そのものは数多く作られているのですが、
盃台がセットになっているのは珍しい。

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盃台も見事な出来映え。
実はこの盃台の方には正全ではなく妙全の印が押されています。
そこから想像するに、おそらく、
妙全が亡くなり正全が十五代を襲名する昭和2年(頃)の作品ではないかと。

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盃の高台にある永楽正全の印。
正全がこの印を用いたのは昭和2年から7年までの5年間だけですから、
この印のある酒盃は数が少ないのではないでしょうか。

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