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「ボーダーライン」 [映画]


ボーダーライン[DVD]

ボーダーライン[DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet
  • メディア: DVD

この4月は仕事の予定が変わり、時間が空いてしまったので、
録画しておいた映画をまとめて観ました。
『アイアムアヒーロー』『インサイダーズ/内部者たち』『マジカル・ガール』
『10 クローバーフィールド・レーン』『バットマン vs スーパーマン』etc‥
どれも面白かったのですが、
中でも特に印象に残ったのがこの作品。

内容をわかりやすく説明すると、
FBIの女性捜査官が、麻薬カルテルを極秘捜査する特別部隊にスカウトされ、
潜入したメキシコで、凄惨で無慈悲な現場を目の当たりにして、
少しずつ善悪の境界線を見失っていく‥‥という話。

どのくらい事実に近い脚本なのかはわからないけど
この映画に出てくる麻薬組織の実像はリアルでめっちゃ怖い。
演出はシリアスですが、内容はほとんどホラー映画。
カタルシスがない結末も僕好みです。
そして、謎のコロンビア人を演じるベニチオ・デル・トロがいい味を出してます。
スターといえば爽やかなイケメンばかりの時代にあって、
デル・トロみたいな暑苦しいほど男臭い役者って貴重だなあと思います。

監督のドゥニ・ヴィルヌーブは、この先も
「ブレードランナー2049」と「デューン砂の惑星」を
撮ることが決まっているという超売れっ子ですが、
今のハリウッドの監督の中では、頭ひとつ抜けた才能を感じます。

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「シン・ゴジラ」 [映画]

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「シン・ゴジラ」。評判がいいので、映画館で観てきました。
東京湾にゴジラが出現し都心に上陸したら、政府と官僚たちはどう反応するのか、
「有事における安全保障」のリアルなシミュレーションを
スピーディーなカット割りと早口のセリフ、テロップを駆使して見せる前半はすごく面白く、
大傑作の誕生か?‥‥と、身を乗り出すほどだったのですが、
ゴジラへの対抗策が出てきた後半になって、一気に予定調和の展開になってしまいます。
何より、対抗する準備が整うまでゴジラがおとなしく活動停止しているという
ご都合主義の設定はいただけない。
それでも、ゴジラのデザインの美しさや特撮の出来栄え、そして音楽は
間違いなくハリウッド版を凌駕していると思います。
あと、初期形態のゴジラが呑川を遡上するシーンは素晴らしかった。
あの場面だけは、もう一回観たいですね。
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「ホドロフスキーのDUNE」 [映画]


ホドロフスキーのDUNE [Blu-ray]

ホドロフスキーのDUNE [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray

アレハンドロ・ホドロフスキーは「エル・トポ」で知られるカルト映画の巨匠。
そのホドロフスキーがフランク・ハーバート原作の「DUNE」を
40年前にSF超大作として映画化しようと試み、頓挫したことはひとつの伝説。
この映画は、その「DUNE」がどんな映画だったのか、なせ頓挫したのかの真相に
監督本人と当時の関係者へのインタビューで迫るドキュメンタリー。
いや、とにかくホドロフスキー本人の話が抜群に面白い。
インタビュー当時84歳だったとはとても思えないほど、若々しく、エネルギッシュで
うさんくささ、いかがわしさもちょっとあって、凄く魅力的。
特にサルバトーレ・ダリに出演交渉した話には引き込まれてしまいました。
ホドロフスキーが映画監督として天才だったとは思わないけど、
語り部としては超一流だと感じました。
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「涼宮ハルヒの消失」 [映画]


涼宮ハルヒの消失 限定版 [Blu-ray]

涼宮ハルヒの消失 限定版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: Blu-ray

「涼宮ハルヒシリーズ」と言えば、熱狂的ファンを持つ超人気ライトノベル。
でも僕は原作は読んでないし、アニメ版を数話見て基本設定を知っている程度。
そんな浅い知識で観たのに、映画版『涼宮ハルヒの消失』は面白かった。
5年前の作品ですが、最近観返してやっばり名作だと思いました。
ストーリーをものすごくざっくり説明すると、
「ある日突然変わってしまった世界を元に戻そうとする男子高校生の話」‥なんですが、
いわゆるパラレルワールドもの、タイムトラベルものというより、
ものすごくピュアな純愛映画というのが本質なのではないかと思います。
季節の設定が冬で、夜のシーンが多く、
寒さの演出を効果的に使っているのが切なさを際立たせています。
ラスト近くの、最も美しい場面で、
エリック・サティの「ジムノペディ」という曲を使っているのですが、
これは僕が昔撮った『うばわれた心臓』(楳図かずお原作)という映画でも使った曲で、
なんだか懐かしい気持ちになりました。
少年(少女)の頃、ジュブナイル小説を読んだ時の気分に戻りたいという方にお薦めします。
164分という長い作品なので、躊躇されるかもしれませんが、
おそらく、予備知識ゼロで観ても楽しめるはずです。

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「オータム・イン・ニューヨーク」 [映画]


オータム・イン・ニューヨーク [DVD]

オータム・イン・ニューヨーク [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2012/10/25
  • メディア: DVD

WOWOWでやっていたので久々に観ましたが、好きな映画です。
「プレイボーイの中年男が難病を抱えた若い女に恋をする」という
ありがちなストーリーで、内容もきわめてシンプルなのですが、
泣かせようとするあざとい演出がなく、ハッピーエンドじゃないのが僕のツボです。
そして何より、ウィノナ・ライダーが美しい。
宝石のような美しさに加え、儚さと危うさがあって、ぐっと引き込まれます。
この頃のウィノナ・ライダーはハリウッドの歴代女優の中でも、
トップクラスの美しさではないでしょうか。
この作品が公開された翌年、ウィノナはトラブルを起こし、
以降、輝きが急速に失われていくわけですが、
そんな時の流れを思いながら観たら、いっそう切ない気分になりました。
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「脳男」 [映画]


脳男 [DVD]

脳男 [DVD]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: DVD

この三連休に録画していた映画をまとめて観た中の一本。
あまり期待してなかったのですが、面白かったです。

原作では男だった犯人を女にしたり、
120キロの巨漢の刑事が江口洋介だったりするので、
原作小説ファンにとっては残念な出来なのかもしれませんが、
「脳男」役の生田斗真がびっくりするほどかっこいい。
生田斗真は今の若手の中でナンバーワンと言ってもいいくらい、
魅力的な俳優に成長したのではないでしょうか。
もうひとつ、栗田豊道(撮影監督)の映像が素晴らしい。
僕が映画を撮るなら、カメラマンはこの人しかいないと思います。

映画の内容としては、犯人のキャラ設定や警察描写の甘さなど、
ツッコミどころは多々あるのですが、
バットマンシリーズを観るような気分で鑑賞すれば、かなり楽しめます。
「正義の味方だけど、容赦のない殺人鬼」という設定も、
桃太郎侍みたいで、僕は好きです。
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「蠅の王」 [映画]


蝿の王 楳図かずお オリジナルジャケット限定仕様 [DVD]

蝿の王 楳図かずお オリジナルジャケット限定仕様 [DVD]

  • 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • メディア: DVD

ノーベル賞作家ウィリアム・ゴールディングが書いた「蠅の王」は、
僕が最も好きな小説のひとつ。

「陸軍幼年学校の生徒たちを乗せた飛行機が墜落し、生き残った24人の少年たちが、
 近くの無人島へ漂着する。最初は生き残るために互いに協力し、無人島からの救出
 を願う彼らだったが、やがて少しずつ、理性と秩序を失ってゆく」

その傑作小説をピーター・ブルック(あの『マラー/サド』の監督)が、
1963年に映画化したのがこの作品。
日本未公開でソフト化もされていなかったのが、ついにDVD化されると聞き、
Amazonで予約して、届いたその日に観ました。

凄いという評判はずっと聞かされていたけれど、
ここまで原作に忠実な映画化とは思っていませんでした。
子供たちの演技はあくまで自然で、特に演出上の誇張もなく、
ドキュメンタリーのように淡々と物語が進んでいくのですが、
それがかえってシリアスな怖さを際立たせています。
ゴールディングの原作を愛する方、
そして楳図かずおの『漂流教室』を愛する方にお薦めします。
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「山の音」と「乱れる」 [映画]


山の音 [DVD]

山の音 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD

橋本孤蔵さんのブログに
墓場まで持って行きたい、ベスト1の外国映画は『お熱いのがお好き』
日本映画のベスト1は『洲崎パラダイス・赤信号』
と書いてあるのを読んで
http://blog.livedoor.jp/sakamakikirara/

じゃあ、僕が“墓場まで持って行きたい映画”は何かと考えたところ、
思い浮かんだのは、成瀬巳喜男監督作品でした。
でも、一本だけを選ぶのは難しい。
基本的に成瀬映画には駄作というものは一本もなく、
代表作とされている『浮雲』以外にも、
傑作がたくさんあるからです。

乱れる [DVD]

乱れる [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝ビデオ
  • メディア: DVD

臨終の時、棺桶に入れてもらうことを考慮して、
DVD化されている中から選ぶとすれば、
『山の音』と『乱れる』でしょうか。
どちらもメロドラマのカテゴリーに区分けされてしまう作品ですが、
僕に言わせれば“ラブ・サスペンス”。
前者は貞淑な妻とその義父、後者は戦争未亡人とその義弟の
微笑ましいような日常を淡々と描きながら、
少しずつ、平凡な日常がパランスを崩し、
ドキドキのサスペンスに転じていく‥‥その演出が凄い。

DVDになっていない中では
『驟雨』と『秋立ちぬ』が特に好き。
この2作もできるなら棺桶に入れたい(笑)。
成瀬巳喜男という人は東京府四谷(現在の東京都新宿区)生まれで、
僕と同郷というのも、シンパシーを感じる理由かもしれません。

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「スカイフォール」 [映画]


007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]

007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray

ダニエル・クレイグの007は大好きなのですが、
傑作「カジノロワイヤル」に比べて
「慰めの報酬」の出来が今ひとつだったので、
映画館に行く気にはなれず、
最近になってテレビで観ました。
いや、面白いです。007シリーズの中でも異色の作品です。
ボンドガールがほとんど活躍しないかわりに、
ジュディ・デンチ演じるMがほとんど主演女優の扱い。
しかも、ボンドと最強の敵=元MI6エージェント・シルヴァとの、
ドロドロした三角関係の恋愛ドラマのような濃密な展開。
Mを命懸けで守ろうとするボンドなんて初めてじゃないでしょうか。
ボンドのプライベートカーとして登場するアストン・マーチンDB5が
スコットランドを疾走するシーンにも痺れました。
最後の“生き残った二匹のネズミ”同士の虚しい死闘もいいです。
美しい映画です。お薦めします。

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「アーティスト」 [映画]


アーティスト コレクターズ・エディション [DVD]

アーティスト コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

昨年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞など5部門を受賞し、
本当の主演男優であるジャック・ラッセル・テリアのアギーが、
犬のアカデミー賞「ゴールデン・カラー賞(金の首輪賞)」で
最優秀俳優犬賞を受賞した作品。
WOWOWの放送でやっと観ました。

「1927年のハリウッド。スター俳優のバレンタインは新人女優のペピーを見初めて
 彼女を人気女優へと導く。だが、折しも映画は無声からトーキーのへの移行期。
 無声映画に固執するジョージが落ちぶれていく一方で、
 ペピーはスターへの階段を駆け上がっていく‥‥」

物語はいたってシンプル。演出にも特に驚かされるところはありません。
とにかく、アギーが可愛い。この作品はそれに尽きます。
ジャック・ラッセル・テリア独特の仕草、表情、身のこなし。
もう、可愛くってたまらない。
ジャック・ラッセル・テリアの飼い主は必見。
そうでない方には‥‥無理にはお進めしません(笑)。

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