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「スカイフォール」 [映画]


007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]

007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray

ダニエル・クレイグの007は大好きなのですが、
傑作「カジノロワイヤル」に比べて
「慰めの報酬」の出来が今ひとつだったので、
映画館に行く気にはなれず、
最近になってテレビで観ました。
いや、面白いです。007シリーズの中でも異色の作品です。
ボンドガールがほとんど活躍しないかわりに、
ジュディ・デンチ演じるMがほとんど主演女優の扱い。
しかも、ボンドと最強の敵=元MI6エージェント・シルヴァとの、
ドロドロした三角関係の恋愛ドラマのような濃密な展開。
Mを命懸けで守ろうとするボンドなんて初めてじゃないでしょうか。
ボンドのプライベートカーとして登場するアストン・マーチンDB5が
スコットランドを疾走するシーンにも痺れました。
最後の“生き残った二匹のネズミ”同士の虚しい死闘もいいです。
美しい映画です。お薦めします。

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「アーティスト」 [映画]


アーティスト コレクターズ・エディション [DVD]

アーティスト コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

昨年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞など5部門を受賞し、
本当の主演男優であるジャック・ラッセル・テリアのアギーが、
犬のアカデミー賞「ゴールデン・カラー賞(金の首輪賞)」で
最優秀俳優犬賞を受賞した作品。
WOWOWの放送でやっと観ました。

「1927年のハリウッド。スター俳優のバレンタインは新人女優のペピーを見初めて
 彼女を人気女優へと導く。だが、折しも映画は無声からトーキーのへの移行期。
 無声映画に固執するジョージが落ちぶれていく一方で、
 ペピーはスターへの階段を駆け上がっていく‥‥」

物語はいたってシンプル。演出にも特に驚かされるところはありません。
とにかく、アギーが可愛い。この作品はそれに尽きます。
ジャック・ラッセル・テリア独特の仕草、表情、身のこなし。
もう、可愛くってたまらない。
ジャック・ラッセル・テリアの飼い主は必見。
そうでない方には‥‥無理にはお進めしません(笑)。

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「ドラゴンタトゥーの女」 [映画]


ドラゴン・タトゥーの女 [Blu-ray]

ドラゴン・タトゥーの女 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray

これも昨年話題になった作品ですが、
最近になってやっと観ました。
原作小説も読んでないし、タイトルのイメージから、
「羊たちの沈黙」みたいなおどろおどろしい作品を期待していたら、
拍子抜けするほどスタンダードなミステリーでした。

わかりやすく説明すると、
「財界汚職事件の告発記事を書きながら名誉棄損裁判で敗訴した記者と、
 天才的なハッカーで心に闇を持つ“ドラゴンタトゥーの女”が、
 40年前に起きた少女失踪事件の謎を解く」という話。

ミステリー映画としては驚くような内容ではないけれど、
恋愛映画として観ると、なかなかいいです。
まあ、ロマンチックな感じはかけらもありませんが、
社会不適合者で恋愛に不器用な“ドラゴンタトゥーの女”ことリスベットが、
おっさん記者のミカエルに、一途な想いを抱いて、
命懸けで彼を守ってしまうところなんかは、
けっこう胸キュンものです。
ラストもすごく切なくて、僕は大好き。

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「哀しき獣」 [映画]


哀しき獣 ディレクターズ・エディション [DVD]

哀しき獣 ディレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

僕は基本的に暗くて、重くて、ラストに救いがない映画が好き。
普段自分が書いてるのが明るく健全な作品なだけに、
ストレスが溜まってくると、暗くて暴力的な映画ばかり観てしまいます(笑)。
そんなわけで、最近観た中で一番好きなのがこの映画。

映画の内容をすごく簡単に説明すると、
「2つの異なる犯罪組織が、別々の依頼者から別々の動機で、
 ひとりの大学教授の殺人を請け負ってしまったため、
 混乱し、結果として組織同士が殺し合いをすることになる」‥‥という話。
これだけ書くと、ありがちなストーリーのように感じますが、
殺し合いの仕方が凄い。使う武器は、牛刀、手斧、そして動物の骨。拳銃なんて使わない。
だからもう、見てるだけで痛い。
この監督の前作「チェイサー」も痛みの表現が際立ってましたが、
今回はその“痛み”に“寒さ”の描写が加わって、さらに痛さが増してます。
僕が感心したのは、その凄惨な殺戮場面の合間に出てくる“食事”のシーンが、
すごく美味しそうに撮れていること。
特にハ・ジョンウ演じる主人公がコンビニでカップラーメンを食べるところは圧巻。
こんなに残酷な映画で、観ててお腹がすいたのは初めて(笑)。
食事の演出に手を抜かないのが一流監督の証。これは僕の持論ですが、
ナ・ホンジン監督にはその資質が十分にあると思います。

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「利休」 [映画]


あの頃映画 「利休」 [DVD]

あの頃映画 「利休」 [DVD]

  • 出版社/メーカー: SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
  • メディア: DVD

1989年製作の松竹映画。最近DVDが再発になったので、買いました。
もちろん、公開当時にも映画館で観ましたが、
その時はワダエミの衣装と秀吉の濃いメイクが黒澤明の「乱」そっくりなのが気になって、
それほど評価はしませんでした。

20数年ぶりに見返すと、当時より茶の湯の知識がついたせいか、すごく面白い。
特に三国連太郎の利休はいいですね。
侘びの中に生々しい“艶”があり、聖と俗とを往き来する戦国茶人・千利休を見事に体現しています。
井川比佐志の山上宗二もとてもいい。
この映画を観れば、千利休と山上宗二の関係が端的に理解できます。
ただし、山崎努の秀吉は立派すぎる。
そのため、秀吉が利休に対して抱いていたであろうコンプレックスや屈折した愛情が、
うまく表現されていない。そこが残念なところです。

とにかく、千利休を知る上でこれほどわかりやすいテキストは他にありません。
この映画を観てから、「私は利休」を読んでいただくと、
面白さが倍増するのではないでしょうか。

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「博奕打ち 総長賭博」 [映画]


博奕打ち 総長賭博 [DVD]

博奕打ち 総長賭博 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

GWから先週にかけて、
「ハリー・ポッターと死の秘宝 」とか「ブラック・スワン」とか、
録画しておいた映画を10本くらい立て続けに観たのですが、
抜群に面白かったのがこの作品。
1968年公開の、山下耕作監督、笠原和夫脚本、鶴田浩二主演の任侠映画で、
三島由紀夫が絶賛したことでも知られています。

ものすごくざっくり説明すると、
博徒一家の総長が病に倒れ、その跡目相続をめぐって、
“渡世の掟”と“男の意地”と“陰謀”が複雑に絡み合い、
理不尽な理由で、登場人物がどんどん不幸になり、死んでいく物語です。
21世紀の現代人の視点からすると、もはや不条理劇ですが、
笠原和夫の脚本が素晴らしく、構成に一分の隙もないので、
ツッコミを入れる間もなく一気に観てしまいます。

実はこの映画、20年くらい前にも映画館で観ています。
その時にも面白いと思ったけれど、ここまで感心はしませんでした。
それは、マンガ原作の仕事をするようになってから、
演出よりも脚本に重きを置いて観るようになったからだと思います。
とにかく笠原和夫の脚本は凄い。勉強になります。

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「カラフル」 [映画]


カラフル 【通常版】 [Blu-ray]

カラフル 【通常版】 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: Blu-ray

『河童のクゥと夏休み』の原恵一監督が手がけたアニメ映画。

「ある大きな罪を犯して天界を彷徨っていたひとつの魂に、
 人間界に戻って再チャレンジのチャンスが与えられた。
 その魂は、自殺した中学三年生の少年の体に“ホームステイ”し、
 半年ほどの“やり直しの人生”を送ることになった‥‥」

「もう一度中学生になって人生をやり直したい」。それは誰しも思うことですが、
もしかしたら今のこの人生が、すでに「やり直しの人生」なのかもしれない。
観ながら、そんなことを考えました。

「人生が一度しかない」なら「悔いのないように生きる」ことは大切だけど、
生まれ変わるのだとすれば、悔いがあってもかまわない。
そもそも「人生は後悔の連続」なのだから、
「悔いのないように生きる」というのは「太らないように食べる」と同じくらい、
矛盾した言葉なんじゃないだろうか‥‥などと、
まあ、いろんなことを考えたり、思ったりしてしまう作品です。

秋の夜長に観るにはぴったりの一本です。おすすめします。

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「告白」 [映画]


告白 【DVD特別価格版】 [DVD]

告白 【DVD特別価格版】 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD

これも、昨年大きな話題になった作品ですが、
最近までずっと観てませんでした。
中島哲也監督には、「下妻物語」は最高だったのに、
「嫌われ松子の一生」と「パコと魔法の絵本」で空振りをくらわされていたので、
いまひとつ信用しきれなかったというのが正直なところです。

でも、これは素晴らしかった。
最初から最後まで、ものすごく面白かった。
特に岡田将生の熱血先生には笑った。
脱帽です。お薦めします。

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「息もできない」 [映画]

息もできない [DVD]

息もできない [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

昨年、大きな話題を呼んだ作品ですが、このGWにやっと見ました。

「情容赦のない仕事ぶりで恐れられている取立て屋のサンフン。借金の回収だけではなく、学生運動の妨害や屋台の強制撤去でも手加減しない非情な男。そんなサンフンはある日、女子高生のヨニと出会う。それは殴り合いから始まった出会い。だが、彼らはお互いに通じるものを感じる。実は2人はそれぞれ、自分の親との関係に問題を抱えていた」

“家庭内暴力”が物語の根幹をなす大きなテーマであり、
父親が料理の乗った卓袱台をひっくり返すシーンまで登場するので、
最初は「1970年代の日本映画みたいだなあ」と気楽な感じで見ていたら、
いつの間にかグイグイ引き込まれ、気がついたら落涙していました。
僕が映画を見て泣いたのは、いつ以来だろう。
(ウルウルするぐらいなら、よくあるけれど)
でも、ストーリーに感動したというより、
監督&主演のヤン・イクチュンの演技にやられてしまった感じですね。
凄い役者です。必見です。

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「人間失格」 [映画]


人間失格 豪華版 [DVD]

人間失格 豪華版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

あまりにも有名な太宰治の小説「人間失格」の映画化。
僕は高校生の頃にこの小説を読んで、
主人公・大庭葉蔵の、自意識過剰で饒舌で、実は計算高いという性格に、
まったく感情移入できなかった記憶があるのですが、
この映画の大庭葉蔵は、拍子抜けするほどピュアなキャラクターで、
それを生田斗真が誠実に、違和感なく演じています。

物語も、生活能力ゼロのダメ男なのに、イケメンに生まれたというだけで、
出会う女がみんな彼に勝手に惚れて、援助して、甘やかしてくれて、
酒とモルヒネに溺れてボロボロになっても、
また新しい女が出てきて、甘やかしちゃう‥‥という、
男の夢を具現化したような、見事なまでのファンタジーになっていて、
純粋に楽しめました。

美術もセットも凝っていて、見応え十分なのですが、
ただ一点、屋台の鮨屋のシーンは考証的にちょっと違う。
そこだけが気になりました。

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