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「すし江戸前を食べる」 [鮨]

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4年前にもこのブログで紹介したのですが、
1985年7月15日に上梓された、僕の最初の著書です。
ここ最近、『dancyu』の記事を読んだ人に
「“鮨を食べ続けて35年”というのは本当なの?」と
聞かれることが増えたので、もう一度載せることにしました。

僕はこの本を出す2年以上前から、江戸前鮨を食べ歩いています。
昔の鮨は旨かった‥などと
ノスタルジックなことを書くつもりはまったくありませんが、
当時の鮨職人には強烈な個性がありました。
「与志乃」の吉野末吉さん、「鶴八」の師岡幸夫さん、
「弁天山美家古」の内田栄一さん、「小笹すし」の岡田周三さん‥etc
そうした伝説の職人たちの仕事を実際に見ることができたのは
僕にとって大きな財産になっています。

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なぜ、二十歳そこそこの僕が、
名店の鮨を食べることができたのかというと
当時の鮨屋は今に比べると格段に安かったんです。
有名店でも一人5千円くらいが相場だったのではないでしょうか。
本当に高価な店は「久兵衛」「なか田」「きよ田」ぐらいで
あの「すきやばし次郎」(当時は「次郎」)でさえ、
握りだけなら、一人6〜7千円で食べることができました。
大卒初任給の比較でいえば、当時の倍にはなっていないと思いますが、
物価が2倍になったと仮定しても、1万2〜4千円。
今では考えられない値段です。

そう考えると、最近の鮨屋は高すぎます。
今、有名店の食べ歩きをしている鮨好きの人たちは大変だなあ‥と
つくづく思います。


すし―江戸前を食べる

すし―江戸前を食べる

  • 作者: 早川 光
  • 出版社/メーカー: 鳳山社
  • 発売日: 1985/07/01
  • メディア: 単行本


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